12/18(木)山形在宅ケア勉強会で講師を担当させていただきました!
2014年12月24日 / 講座&講話
テーマ |
【最期まで口から食べるということ】 |
コーディネーター |
山形済生病院 内科 中村 由紀子 氏 |
講師 |
一般社団法人山形県歯科医師会 在宅歯科医療連携室 鈴木 淳 氏 一般社団法人ゆにしあ 代表 池田 百合子 |
主催者 |
山形在宅ケア研究会さま |
日時 |
平成26年12月18日(木)19:00~20:45 |
会場 |
山形市医師会館4階大ホール |
参加者 |
医療・介護関係の専門職の方 35名 |
平成26年12月18日(金)に、山形市の「山形市医師会館」にて開催された山形在宅ケア研究会さま主催の【第39回在宅ケア勉強会】で講師を担当させていただきました!
今回は、【最期まで口から食べるといういこと】をテーマのもと、『最期まで口から食べることを目指して~在宅での食介護サポート』と題し、
●在宅での食の現状について
●食介護サポートについて
●事例紹介
●訪問以外のサポート
など、在宅での食の現状や事例、私たちゆにしあの活動状況を報告をさせて頂きました。
今回の講座は歯科医師会さんとの2本立てで、歯科医師の鈴木先生からは口から食べることの意義として、口腔内の環境や残存歯の大切さ、口腔と転倒リスクや認知症との関係などのお話がありました。
まだまだ取り組んではいかないとならない在宅における食の問題がたくさんあります。
医療・福祉関係様々な職種の方々と一緒に、在宅の食における介護や生活の現状について考え、解決を目指していきたいと思っています。
終末期に食べられない状態にも関わらず胃瘻造設をするという状況を目の当たりにして、自身が胃瘻造設に携わる意味を深く考えた経緯や施設へ出張VE検査をするようになって2年目を迎えての心境として本人や家族以上に施設スタッフがケアするに当たり検査後の適切な対応が出来るようになった事を自分の役割として、そういう事にもつながっているのかと感じるようになった。施設入所者に限らず、自宅療養者でデイサービスやショートステイを利用している方にも利用時にVE検査が出来るように始めている。自宅療養に置いて、適切な食事形態や食事介助に繋がればと思っている。また、ゆにしあの活動を聞いて「良い事しているねー」で済ませるのでなく、ここに来ている人が何らかの行動を起こしてくれないと意味がないとも思う。そして、当事者および介護している家族だけでなく、専門職に対するスキルアップ講座などもされたり、まだまだ元気な高齢者に対して予防と言う意味で早い段階からの情報伝達という予防活動をしているのを聞いて、ゆにしあが幅広く活動をしている理由も知る事が出来た。
こういった社会資源の活用がもっと成されるように、コーディネーターが必要だと思う。必要なケアが届かない現状がはがゆい。
質問の時間が取れない中でも、終了後などにもたくさんのご質問などを頂戴しました。
・介護保険・医療保険の制度で、なぜ上手く活用されないのですか?
・地域ケア会議のメンバーとして参加したりはしないんですか?
・薬剤師にも専門職研修をしてもらえるんでしょうか?
・病院でSTをしていますが、退院時の指導に際に介護食作りを上手く説明することが出来ません。してもらえるのでしょうか?
・ケアマネに言えば、ゆにしあのサポートを導入してもらえるんですか?
などのご質問をいただきました。こちらは会場でお答えいたしました。みなさん、ありがとうございました。
今回このような貴重な機会をくださいました山形在宅ケア研究会の皆さま、ご参加くださった皆さま、そして事例報告のために動画や画像の撮影までご協力くださいました療養者さま・ご家族さまには心より感謝申し上げます。
このレポートでご紹介させて頂いてる画像に関しては、山形在宅ケア研究会様ならびに参加者様にご許可を得まして掲載させて頂きました。
ゆにしあでは、医療・介護の専門職の方向けの「講座」「研修会」「料理教室」などを企画提案、講師派遣をさせて頂いております。
『体験』を取り入れた内容なので、わかりやすく、実践しやすいとのお声を頂いております。
ご要望やご予算に合せてのご提案もさせていただいておりますので、お気軽にお問合せください。
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