今回は、山形県介護学習センターさんからのご依頼で9月25日(火) 山形県立農業高等学校 園芸活用科3年生の選択授業として、高齢者向きの食事・調理の工夫について講義を担当させて頂きました。
今回の講座のねらいは
高齢者と共に暮らすうえで、家族の一員としてどのような配慮を具体的に行ったらよいか!を学習することです。
①座学!
在宅介護の事例紹介や摂食・嚥下障害について体験して学ぶ講義を実施しました。
②調理実習!
1チーム4人で調理工程を確認しながら、分担して調理を行っていただきました。
片づけもバッチリしてくださいました!素晴らしい~☆
作業中でも、説明の際には、しっかりと集まって耳を傾けてくれました!
③完成&試食
2チームとも素晴らしい出来栄えです!
一般食と軟菜食の2つを作るという工程でしたので、混乱しないかな?大丈夫かな?と思っていましたが、取り越し苦労でした。
一般食も軟菜食もどちらのチームも失敗することなく、盛り付けもセンス良く完成できました!
<1班さん作>
<2班さん作>
一般食と軟菜食の違いを実際に作って、食べてみることで試食の際に
「魚が同じ鮭なのに種類と調理法が変わると全然ちがう!軟菜食は煮崩れる~」
「ごはんが軟らかすぎるねぇ~」
「トマトがレモンシロップの甘さで食べやすいし軟らかい」
「圧力鍋ってすごい!欲しい!」
などなどチームメイトとの会話が聞こえてきました。
先生からは
、
「生徒たち皆、とても楽しそうに参加していましたね!」「最初は、2種類の食事を作るのは無理かもと思っていましたが、このように仕上げられるとは驚いています」
とのコメントも頂きました。
今回は、
刻み食、ムース食、ペースト食の調理は行いませんでしたが身近な食材で「噛む力」が弱くなり、食べにくいと感じている高齢者の方向けの食事を同じ食材を利用して調理時に工夫することで食べやすくなることを知ってもらう為の実習でした。
これからさらに食べる・飲み込むことが困難になっていく方には、また違う食事の形と内容になっていくという事も体験してもらった講座の中でイメージを持ってもらえたらと思います。
調理時間を目一杯使わせて頂き、休憩時間まで一生懸命に取り組んで頂きまして有難うございます。
このような機会を頂戴いたしました山形県介護学習センター様には、感謝申し上げます。また、県立置賜農業高校様の皆々様には、若い世代の方に高齢者の方にどのような食事や調理方法が必要なのかを学ぶ機会を取り入れて頂きました事に、この場を借りてお礼を申し上げます。
先生、生徒の皆さん、学習センターのスタッフ様、楽しい時間を有難うございました。
若いエネルギーを沢山感じ元気を分けてもらいました!
生徒さんが作られているブドウとの事
とても大きくて甘くておいしかったです♪