山形在宅ケア研究会 第22回勉強会にて事例報告をさせて頂きました!


2012年10月4日 / イベントレポート, 健康づくり地域サポーター養成講座, 講座&講話
2012年10月4日 / イベントレポート, 地域の食サポーター, 講座&講話
今回は 『 高齢者の水分補給について~今夏を振かえって~ 』 というテーマで、毎日できる体の変化の観察や飲み込みが悪い方に対する水分補給の方法を体験していただきました。
研修中も何度も手を挙げて質問くださり、疑問にお答えしながら進めることができたので、参加者の皆さんのご協力でより実践的な内容をお伝えすることができたと思っています。
「毎日やっている○○は大丈夫!?」
と自分のケアに疑問を持つことは、より良いケアするための大きなきっかけとなります。
参加者の皆さまのご利用者さまを思う気持ちが強いからこそ、たくさんの
「なんで?」「大丈夫かな?」が生まれたと思っています。
ご参加くださった皆さんからはこんな質問を頂きました!
(たくさんいただいたので一部をご紹介します)
○とろみ調整剤がよくダマになってしまいます。どうしたらいいのでしょうか?
○とろみが嫌いなご利用者さまにストローを使うのは有効ですか?
○ミキサー食に入れる水分の量はどのぐらいだといいのですか?
○食事制限がある人にとろみ剤を使っても、カロリーは大丈夫ですか?
などなど・・・
水分は実は食や生活全体に関わる問題です。今回も、最後に参加者の皆さんに『今後学びたいこと』を確認したところ、今回の研修内容である水分補給に絡めて、
☆毎日の身体チェックの方法
☆とろみ調整剤の使い方
☆食事介助の方法
☆ミキサー食の作り方
☆摂食・嚥下障害の対応 など
幅広い分野について知りたい・学びたいとの声をいただきました。皆さんの向上心に脱帽です!
最後に・・・
ご参加くださった皆さまの感想をいくつかご紹介します。
◇ わかりやすい言葉で話していただいたので理解しやすく、他の職員にも伝達しやすいので良かった。施設でチェックできる項目やすぐ実践できる方法も知ることができたので、活用していきたいです。
◇ トロミ剤のダマダマがどうしてなるのかなと思っていましたが、今日の研修会に参加でき、うまくトロミ剤を使用できると思うので良かったです。
◇ とろみについて、とろみ剤の種類がいろいろあり、成分が違ったりするのは普段考えないことだったので、自分がどれだけ理解度がないのかわかった。今後は日常での観察やとろみについて更に理解を深めたいです。
◇ 介護に携わる者として、本日の研修は再認識出来る場となりました。今後周囲の職員らにも伝えたいし、自身でっも知識の無さを痛感した気がします。利用者のためにという理念のもと、安全・安心な生活を提供出来るものとなりたいです。
このような機会を頂きました株式会社東北福祉サービスの皆さま、ご参加くださった皆さまに感謝申し上げます。これからもよろしくお願いいたします。
◇ 軟食の鮭と筑前煮がおいしかったので、家でも作ったり祖父や祖母に食べさせたいと思いまし た。もし私が高齢になってかいごしてもらう立場になったら、今日作ったようなおいしいものを食べさせてもらいたいなぁと思いました。
◇ 誤嚥性肺炎の危険性について、今まで以上に体験を通して理解することができました。今回の学習で経験したことを生かして、日常でもたくさんの種類の介護食などを作ってみたいと思いました。
◇ 私も祖母も3年ほど前に脳梗塞で倒れてから、前より食べる量が減り、手の力も弱まり、今ではスプーンで食事をしています。両親が共働きのため、夕食を作るのは私の仕事なので、今日の講座で学んだように祖母をよく見て、祖母に合った食事を作っていきたいと思いました。
◇ 私はこれから介護の現場で働きたいと考えているので、今回教えていただいたことを頭に入れ、今後頑張っていきたいです!!
◇ 自分も将来親を介護するようになるかもしれないので、ぜひ実践しておいしくご飯を食べてもらいたいです。
◇ 祖父も全部ミキサーにかけた料理を祖母に食べさせていたどうするか悩んでいたのですが、今回の講座を通してどうすればよいかわかり、とてもよい機会でした。本当に楽しかったです!!!
2012年9月20日 / イベントレポート, 地域の食サポーター, 講座&講話
ご参加くださったヘルパーさんなら、災害時でもしっかり対応できると確信が持てました!
暗い中でも一生懸命取り組んでくださったヘルパーの皆さまとこのような機会をくださいました 河北町社会福祉協議会の皆さまには、心より感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
今回のテーマは『体調不良時の食事』
具合が悪い時はどんなものを食べたらいいのか?について、体調不良をのりきる【ラクラク回復レシピのススメ】として、食品の選び方や調理法、水分のとり方などについてお話をさせていただきました。
講話の後には、ラクラク回復レシピとして、『自分が体調不良の場合の簡単メニュー』『体調不良の家族のためのレシピ』を合わせて4品 作っていただきました。
皆さま、上達が早く、初めてのメニューもテキパキと調理されておられました。
普段の男女混合の料理教室では、あまりお話にならなかったり、調理は男性、片づけは女性となってしまいがちですが、こちらの教室は男性だけなので、意外とおしゃべりだったり、片づけが丁寧なんていう男性方の意外な一面も見ることができました。
出来上がった料理がコチラです↓
講師の分として、皆さまより作っていただきました。
体調不良時の食事ということで、1品で栄養が摂れるメニューなどもあったので、少量ずつ味見をしていただく形になりました。
参加者の方からは
「お粥の栗がおいしい~」
「うどん入りの茶碗蒸しは初めてでおいしかった!」
との感想をいただきました。
「また来てください!」と嬉しいお言葉も頂きました。
参加者の皆さまとこのような機会をくださいました東根市健康福祉部子育て健康課成人健康係の皆さまに心より、お礼を申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。