「2020年05月14日」の記事

2/10(月)に庄内地域の管理栄養士・栄養士向けの研修会を担当しました!

2020年5月14日 / イベントレポート, 講座&講話

テーマ高齢者の栄養管理について
タイトルあなたの知らない利用者の世界 解決策がひらめく!?
~食リハ&シンプルQ~
主催者山形県社会福祉研修センターさま
日 時令和2年2月10日(月)13:-14:30
会 場庄内総合支庁 講堂
参加者管理栄養士・栄養士の方 約60名
(所属:庄内地域の市町・検診機関・病院・高齢者福祉施設など)
担当職員さま 3名

講座内容

1、はじめに

 自己紹介、HPの掲載協力依頼、自身が業務の中でやりたいことを整理し、
  実現に向けて今ある限られた環境の中でも出来ること」を考えていく
  講座であることを確認しました。

2、出来るが見つかる!食リハ

在宅支援のターニングポイントになった要介護者とご家族向けの支援⇒自立支援へ移行するきっかけとなった高齢者施設で行う食のリハビリ(食リハ)についてご紹介しました。

3、解決策がひらめく!シンプルQ

高齢者施設向けの食リハを在宅支援に展開した在宅における食の自立支援の方法や仕組み、具体的な相談内容の課題分析と成功事例についてお話しました。

4、グループワーク【わたしのシンプルQインタビュー】

グループとなって代表相談者1名の課題について、グループ内で質問を投げかけ、相談者自身が課題解決に向けた新しい視点を見つけるワークを行いました。

参加者さまからの感想(吹出)

・「なぜ?」という事を考える前に決めつけてしまっていたように思いました。
・「こうしなければならない」「こういうものだ」と思っていて、
  どこに問題があるのか、なぜそうなのか?
  考えてみても難しい事ばかり考えてしまいます。
・シンプルな「なぜ」を難しく考えてしまって、質問する事すら難しいです。
・質問がなかなか出てきません。。
・質問するってとても難しいという事が分かりました。
・質問するには、質問する事をまた考えてしまって
「質問」がこんなに出てこないなんて自分でも驚いています。

今回、事前の課題や質問アンケートを拝見させて頂きました。
その中で所属されている区分ごとに課題はマチマチでした。当たり前ですが、自身の抱えている課題が共通する部分や似通った点はありますが、全く一緒ということはありませんでした。
質問もいくつか記載がありましたが、ひとつひとつに回答をする事は出来ますがそれはあくまでも私の見解であって正解ではありません。
私達が施設や病院の栄養士業務を経て在宅支援という場所に至るまでの過程で様々な方の助言を受けながら、ものの見方や考え方も同時に育てて頂きました。

多くの知識と経験を持つ参加者の皆様には、目の前の課題に対してどんなプロセスをたどると課題解決の糸口になるのかを自身で導き出せるヒントがあれば、自らの力で解決策を見つけ出し、いい方向に改善出来ると確信し、今回はこのような講習内容にさせて頂きました。

せっかく事前に課題や質問を提出したのに・・・ケチよね。そう思われる方もいらっしゃるかも知れません。
課題は解っている、その課題に対してどうしたら良いのか?
知っていて教えない?ケチ?
そうではありません。
その課題における環境や背景、実情を知らないからです。
安易に「これってこうよ!」「それは違うわね。こうした方が良いわ」とはとても言えません。
それこそ好き勝手なことを言う無責任な対応になります。

課題に対しては、自分や自分たちで知らない事を明確にしていく事で、次に何をする必要があるのか、対策を講じる方法が何か考える事に繋がっていきます。
これは、対象者が個人であっても集団であっても同じです。

グループワークで皆さんのテーブルを回っていると、悩みに対しての質問がなかなか出ない状態になっていました。
いくつか質問させてもらうと
「どうしてそんなに次から次へと質問が出てくるんですか?」
「すっごく質問するのに悩んでいたんですけど・・・」
「あー、そうか。そういう事を聞けば良いのか。。」
というやり取りが多かったです。


それは、自分の知らない事を聞いて情報を集める作業をしているって事なんですが、マニュアルや様式に準じた仕事の中ではシンプルなことが余計に難しいという事になってしまうのかも知れないと感じました。
小さな子供が何にでも興味を持って「なんで?なんで?」と聞くようにが質問を難しくしようと考えてしまう・・皆さんの真面目な一面を目の当たりにしました。
これまでは、正解やこういう方法が良いよという情報提供が多く、既に解決策の手段や方法は皆さんの中にあるので、今回は簡単なのに難しい自身の課題を解決するまでのプロセスを導き出すために『質問攻めにする』ワークに挑戦頂きました。


思いの外、至難の業だったという感想が多かったですが、解決するためにはやっぱり簡単ではないという事なんですね。
いろんな方向から考えて自らの力で導き出して挑戦と修正を繰り返すことで、参加していただいた皆さんなら、きっと出来るはずです。

 研修でご紹介したことの全てを覚えておくことは難しいと思います。
それでも、今までとは違う体験の中で「あの時、あんなことをした!その時に聞いたのが確か・・・」
なんて、少しでも思い起して、新たな挑戦に繋げて頂けたら嬉しく思います。

事前準備ならびに当日準備においては、担当スタッフの方々に多大なるご協力を頂きました。

沢山の体験を取り入れた内容のため、必要物品の手配と用意にお手数をおかけしました。
おかけ様で滞りなく実施するに至りました。ありがとうございました。

なお、このレポートでご紹介させて頂いている画像に関しては、主催者さま、ならびに参加者様にご許可得まして掲載させて頂きました。
最後に今回このような機会を頂きました、主催者さま・担当者さまには、この場をお借りしてお礼申し上げます。

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『体験』を取り入れた内容なので、わかりやすく、実践しやすいととのお声を頂いております。
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