5/29(火)おおぞらケアセンター様にて食リハサポートを行いました!
イベント名 |
食リハサポート |
日時 |
平成30年5月29日(火)13:50~16:00 |
会場 |
おおぞらケアセンター デイルーム |
参加者 |
ご利用者さま 10名、スタッフさま5名 |
平成30年5月29日(火)に、小規模多機能型居宅介護事業所おおぞらケアセンターさまにて、ゆにしあの【食リハサポート】の第44回を行いました。
今回は作っていただいたメニューはこちら!
新緑の季節をイメージした枝豆と長芋を使った山形の味
【ぬたのぼたもち】をイメージした軟らかい餅菓子に挑戦頂きました。
長芋を使うことで、モチモチで軟らかい食感になります。
少量しか使わず余ってしまいがちな”もち米”を用意する必要もないため、
ご施設のレクレーションなどでも取り入れやすいと思います。
「計量する」「混ぜる」「潰す」「すくう」「のばす」「包む」「置く」などの様々な作業をご利用者様主体にて行って頂きました。
枝豆をする作業は重労働ですが、小分けにして皆さんで少量ずつ袋に入れて下潰しをすることで、ご利用者様だけでもぬたを仕上げて頂くことができます。
ご施設でも年に1-2度牡丹餅づくりをするそうですが、食事提供用のため大量に作ることで、参加者様が「手が痛い」「疲れているから」と遠慮される方も多いそうです。
食リハではあくまでおやつ用の少量を作るため、「このぐらい少ないなら力もいらないし、できるかな。。。」と手を出して頂きやすい工夫があります。
普段は消極的な参加者様も、目の前にすり鉢を置くと始めは首を振っていましたが、
「豆はつぶしてからするんだ。」「すれてから砂糖をいれるんだ。」
と沢山のご助言を下さり、すり鉢を押さえていると自然とすり棒に手を伸ばし、味付けまでしてくださいました。
「昔はぬたを作れないと一人前の嫁にはなれなかった。」など、何十年と自宅で作った枝豆を使って作ってこられた経験を話してくださいました。
今回は枝豆の下茹でが硬めでしたが、完璧ではなく、少しスキがある方が、皆さんの経験談や工夫のためのアイデアが沢山出てくるので、計画通りにいかないことも食リハの魅力だと思っています。
慣れ親しんだ味も名前や材料の一工夫・裏技紹介なので、手を出しやすく、またそれぞれの経験を活かしながらも、知らない要素も入っているので一人だけどんどん進んだり、各家庭のやり方の違いで参加者様同士がぶつかったりすることなく、楽しく作業を頂けるレシピの工夫があります。
今回は、うるち米に長芋を混ぜることで歯切れのよいやわらか餅としたことで、皆さん興味津々でした。
盛り付けもふだんの牡丹餅と違い、和菓子風にきれい目に仕上げて頂きました。
余った材料を使って包み切れなかったお餅部分に抹茶を振るなど、アレンジも加えてくださいました。センスが光ります!
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ミキサー食の方もぬたづくりを一緒にしていただき、仕上がったぬたをミキサーにかけて滑らかなうぐいす餡にして頂きました。
もちもちのおかゆゼリーでやわらか餅を作り、同じ味を楽しんで頂けました。
昔の牡丹餅づくりの話に花を咲かせながら、笑顔で完食頂きました。
・とってもおいしいです。
・今度はこれで安倍川もいいね!
・ 何十年と作ってきた。美味しく出来た。
・ うる米でできるっていいですね。
・ 白ワインを少し入れると香りが違うんですよ。今度やってみて。
・ 白ごまもいいね。
・また来てください。
など
・ 消極的な方も今まで聞いたことがなかった若い頃のエピソードを話したりできたのは、慣れ親しんだレシピだからですね。
・ 施設で作る時より量が少なくて、皆さんができました。
・ 普通の米でできるのがいいですね。
・ 枝豆の下茹が硬かったのが失敗と思いましたが、いろんな話が聞けたり、対応のアイデアが参加者さんから出るんですね。
勉強になりました。
など
今回も担当者の方には丁寧にご準備いただき、スタッフの皆さんがしっかりフォローくださったので、怪我もなく安全に食リハを実施できました。
今回もこのような機会をくださいましたおおぞらケアセンターさまには、この場をお借りしてお礼申し上げます。
このレポートでご紹介させて頂いてる画像に関しては、おおぞらケアセンター様ならびに参加者様にご許可を得まして掲載させて頂きました。
ゆにしあでは、高齢者施設向けの「食リハサポート」や「職員研修会」など、企画提案、講師派遣させて頂いております。
ご要望やご予算に合わせてのご提案もさせていただいておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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