山形在宅ケア研究会 第22回勉強会にて事例報告をさせて頂きました!
平成24年10月18日(木)19時~21時 山形市医師会検診センターにて山形在宅ケア研究会の第22回勉強会が開催されました。
テーマは、「事例から学ぶ パート①」
Ⅰ・福祉用具業者との連携
Ⅱ・リハビリスタッフとの連携
Ⅲ・栄養支援室との連携
ということで、ゆにしあでも事例の報告をさせて頂きました。
ご参加されていたのは、約80名近い医療・介護関係者の方々。
今回の事例報告では、ゆにしあが新しいサポートサービスとして提供している、介護者家族が食介護方法を身につける個別のトレーニングである『自宅訪問食介護サポート』について主なトレーニング・サポートの中身、介入者の状況と状態、保険制度との違いや去年実施したテストサービスから見えてきたことなどを踏まえてお話をさせて頂きました。
30分という持ち時間の中では、全てを伝えきることは難しいので、実際のサポート風景をイメージしてもらえればと思い、ご利用者家族様が自ら撮影して下さった動画を取り入れて見て頂きました(残念なことに、音響の関係で音声をきちんとお届けすることができませんでした)。
特に病院から退院する際に、摂食・嚥下機能に障害を持たれた療養者様を介護するご家族は、栄養状態・食事状況については不安に感じています!
退院時の申し送りに「状態も安定して食事量も確保できるから」とあったとしても、、、
『何を食べさせたら良いんだろうか』
『家族と同じもので良いのか』
『どのくらい食べられたら大丈夫なのか』
『食べさせるのが怖い』
『病院と同じようにはいかない・・・』
という、表には出さない介護者の声があるというのを、専門職の立場としては、拾い上げなければならないのではないでしょうか!と呼びかけさせていただきました。
そして、介護者家族が実際に食事の準備、食事介助が適切に出来るかどうかも、任せきりにするのでなく、確認が必要であり、出来ない場合は専門的なサポートを活用することも視野に入れるべきではないかとお伝えさせていただきました。
参加してくださったから、たくさんのご意見・ご質問を頂きました。
○これほどの時間をかけてこれだけのことをしてくれているなんて知らなかった!申し訳ないと思った。(医師)
○歯科ともぜひ連携していければと思いました。(歯科医師)
などなど・・・
「終了後も感動して泣きそうでした」
「初めて訪問栄養士さんが何をしてくれるのかが分かりました」
など嬉しいお言葉をたくさんいただきました。
今回このような機会をくださいました在宅ケア研究会の皆さま、ご参加くださった皆さま、そして事例報告のために撮影までご協力くださいました療養者さま・ご家族さまには心より感謝申し上げます。ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。