3/21(木)に山形県済生会さんの『摂食・嚥下障害の勉強会』の講師を担当させていただきました!
3月21日(木)に山形済生病院さんにて行われた『山形県済生摂食・嚥下障害の勉強会』にて、講師を担当させていただきました。
テーマは『在宅療養者と介護者家族の食サポート~訪問栄養士の取り組み~』 年度末のお忙しい時期、業務終了後のお疲れの中、40名の医療・福祉関係の専門職の方々がご参加くださいました。
退院時の連携~退院後の摂食・嚥下障害ケアにスポットを当て、 退院後の介護をする家族の現状と実際の声や 在宅における食サポートの現状について、サポートの事例を画像や映像を交えてご紹介させていただきました。 食に関する介護の課題の共有 や食サポートの連携のあり方についてを考えていただく機会となりました。
参加者さんからの感想の一部をご紹介します。
◇病院として退院時にはもっと介護者家族の負担を見越したサポートが必要だと感じた。
◇介護者家族は、退院後の食事の世話に関する不安や悩みが精神的な負担となり、在宅生活の継続が出来ないという要因になっていることを初めて知った 。
◇入院中は、深くかかわっても退院してしまうと実際に自宅でどうなっているのかまで把握しきれない部分が多く気がかりではある
◇介護者家族が退院してから病院に問い合わせる率も少なく、相談したくても敷居が高くてしにくいのかもと知れないと話を聞いて思った 。
◇病院だから出来る事、自宅でしか出ない事を考えたサポートが必要だと思った
◇在宅で食のサポートをしてくれる先があることを知れた ◇施設を利用していたとしても「食べたい」という気持ちになるような「嗜好」の配慮も必要なのだと感じた
◇退院時に必要なサポートが、がまだまだ足りていない事がわかった。
今回の勉強会は今年度最後ということで、勉強会の終了後に懇親会もあり、退院に関わる病院のスタッフの方からもたくさんの感想やご意見を頂戴しました。
◇家族がここまで大変な思いを持っていることを初めて知り、退院する前のサポートとして病院側のフォロー体制が必要だと思った。病院と在宅をつなぐ方法を考えたい。(看護師さん)
◇在宅での食サポートの事例を聞いてイメージが持てました。 広く一般的にも知ってもらう事が大切なので、案内をしていきたい。(ソーシャルワーカーさん)
医師、看護師、ソーシャルワーカー、管理栄養士と様々な職種の方が、在宅の食における介護や生活の現状について考え、解決のために行動が必要とお話くださいました。 構想で終わらないように、実現に向けて連携させていただきたいと思っています。
この度、ご多忙の中 ご参加くださった皆さま、このような貴重な機会をくださいました済生会摂食・嚥下障害支援協議会世話人の中村先生、事務局の皆さまに感謝申し上げます。 これからもよろしくお願いいたします。