11/11(水)に山形県主催の医療・介護専門職向けの研修会を担当させていただきました!
2016年2月5日 / 講座&講話
テーマ |
第2回在宅療養者の食を理解する研修会 |
主催者 |
山形県村山保健所地域健康福祉課さま |
日時 |
2015年11月11日(水)14:00~16:00 |
会場 |
山形市保健センター 3階大会議室 4階ヘルシークッキングセンター |
参加者 |
村山管内の在宅療養者の食の支援に関わる多職種の方々 |
平成27年11月11日(水)に山形県村山保健所地域健康福祉課主催の「在宅療養者の食を理解する研修会」の2回目として、村山管内の在宅療養者の食の支援に関わる多職種の方向けの料理デモンストレーションおよび講座を担当させていただきました。
今回は、在宅療養者の方が抱えている食事面で「噛み難い」「時折むせる」といった軽度な摂食・嚥下障害の症状がある方を対象とした内容をご紹介させていただきました。
第1部は「在宅療養者の状態に合わせた料理法」をテーマに、食べやすい調理のポイントを盛り込んだ調理デモンストレーション・体験・試食を行いました。
第2部は「在宅療養で知っておきたい栄養管理」をテーマに、第1部の調理実習の内容を振り返りながら講義をさせていただきました。
~デモンストレーションの内容~
1.ご飯入り肉団子のワンタン鍋
●食べやすい野菜の切り方
●短時間で軟らかく煮るコツ
●刻み食体験 等
2.甘酒ミルクムース
●ミキサー食の物性について
●1つの料理として成り立つミキサー食の捉え方
●ミキサーを使わないミキサー食の作り方 等
・刻み食体験をして、硬いものを刻むってこういうことなんだ!食べるのが大変で疲れるということに気づきました。
・卵をつなぎに使うことはやっているけど、まさかごはんをつなぎに使うなんて思っても見ませんでした。
軟らかく口に入れると溶けるようで美味しかったです。卵アレルギーの子どもでも食べることができると思いました。
・甘酒がもともと苦手でしたが、牛乳で割るとすごく飲みやすくなり、美味しく飲めました。
この組み合わせは絶対に思いつかないです。砂糖が入っていなくて自然の甘さが出て、子供にもいいと思いました。
・濃厚流動食が苦手な人もいるから、これなら知っているものだし、抵抗なく飲めそう!
・食材、調味料は家庭にあるもので作れて、実践的でした。食材の切り方も参考になりました。
・食材のつなぎやとろみに粉(とろみ剤等)をしようすることを嫌がる方が多く(特にとろみ)自分も食べてみて、苦手なイメージがあったので、良い方法を教えていただいた。
第2部の講話では、在宅療養者とその家族が自宅で「美味しく食べ続ける」を専門職がどのように関わって支援するか「在宅療養で知っておきたい栄養管理」と題し、お話をさせていただきました。
1、高齢者の特徴と食事の課題
2、食事アセスメント
3、食べたい!を引き出す食事支援
4、食の自立支援
・アセスメントや調理のポイントについて、具体的な事例を示して頂きながらのお話だったので、大変わかりやすかったです。
・「他の生活に比べて、食事はしてもらって当たり前になりがち」というのは、とてもハッとさせられる一言でした。
・日々の業務の中で御家族と話す時に今日教えていただいた技術を少しでもお伝えできればと思います。
食事の聞き取りで注意したいポイントも参考になりました。
・なぜ食べにくいのか、理由を聞いて納得できました。
・「硬いものは細かく切ると食べやすい」と私を含めて、誤解している方も多いと思うので、硬いものは食べやすい切り方をしなければならないということを学べて良かったです。
・自分の思いこみで様々な判断をしてしまっていることがあり、食に対してのアセスメントの大切さを知り、もっと事実を知っていただきたいと思いました。
今回このような機会を頂きました、山形県村山保健所地域健康福祉課の担当者さまには、この場をお借りしてお礼申し上げます。
このレポートでご紹介させて頂いてる画像に関しては、村山保健所地域健康福祉課さまならびに参加者さまにご許可を得まして掲載させて頂きました。
ゆにしあでは、医療・介護の専門職の方向けの「講座」「研修会」「料理教室」などを企画提案、講師派遣をさせて頂いております。
『体験』を取り入れた内容なので、わかりやすく、実践しやすいととのお声を頂いております。
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