6/26(火)おおぞらケアセンター様にて食リハサポートを行いました!
イベント名 |
食リハサポート |
日時 |
平成30年6月26日(火)13:50~16:00 |
会場 |
おおぞらケアセンター デイルーム |
参加者 |
ご利用者さま 11名、スタッフさま3-5名 |
平成30年6月23日(火)に、小規模多機能型居宅介護事業所おおぞらケアセンターさまにて、ゆにしあの【食リハサポート】の第45回を行いました。
今回は作っていただいたメニューはこちら!
バナナを使ったプチケーキ&プリンに挑戦頂きました。
「開封する」「計る」「混ぜる」「潰す」「絞る」「切る」「整える」「流す」「転がす」「浸す」「振る」「すくう」「かける」などの様々な作業をご利用者様主体にて行って頂きました。
慣れ親しんだ卵焼き器と卵焼きの作業工程のアレンジレシピのため、初体験のドキドキ感を味わいつつも安心して作業を頂けたようでした。
ゆにしあのプログラムではそれぞれの経験を活かしながらも、知らない要素も入っているので一人だけどんどん進んだり、各家庭のやり方の違いで参加者様同士がぶつかったりすることなく、楽しく作業を頂けるレシピの工夫があります。
今回は、バナナが生地を流すたびにどんどんケーキに変わっていく姿にワクワクしながら、1巻1巻真剣勝負のドキドキ感を味わいながら、4人1組、それぞれ1巻きを担当し、きれいなバームクーヘンが出来ました。
手先が器用な方、調理が得意だった方がどんどん一人で作業を進めてしまいがちですが、今回は一番のポイントとなる1巻き目を担当頂くことを事前にお伝えし、一巻き目の大変さをPRすることで、責任感を持って1つの作業に集中し、他の方もにもしっかりと作業を譲ることができていました。
「一巻き目が大切なのよ!」と作業終了後もご自分の大仕事について、お話をなさっていました(笑)
材料はいつも少し多めにご準備頂きますが、今回は皆さんがきれいに適量を流して巻いて下さったので、試作と全く同じ量で完成させて頂けました。
皆さんの器用さと集中力にこちらが驚きました。お見逸れしました。
作業は大まかにしか伝えないことで、ご利用者様から作業や道具のアイデアを出して頂くことも出来ます。
今回はお湯で溶かしたチョコレートは「袋の端を小さく切ればいいんじゃない?」とこちらが説明する前に、自身の考えをお話しください、しっかりと採用!
自身のアイデアを採用されたことで、嬉しそうにデコレ―ションくださっていました。
お皿にチョコをデコレーションし、カフェ風に仕上げてくださった方もおられました。
ミキサー食の方もバナナを潰す、プリンを振る、チョコレートをかけるなどすべての作業をなさって頂き、3名という少人数でしたが、最後まで力を合わせてパフェばりの大作を完成させてくださいました。「やります!」「私もバナナを潰したいです!」とやる気が溢れ、取り合いにならないように半分ずつ作業をして頂く場面もありました。
試食ではあっという間に召し上がり、普段は手を出さない方も卵焼きの工程に参加されたことで最初から食べてくださいました。
あっという間に食べた方は、「俺のなかったな~」と冗談も。
今回は唾液が流れて作業に集中できない方や禁止食の理由が分からないなど、プログラムを通して見えた施設の食事ケアの課題について、プログラム中の様子観察などから原因分析や対応策について一緒に検討し、振り返りの際に一緒にお話をさせて頂きました。
・お友達にも作って食べさせたいわ。
・今度はもっと大きいのをお願いします!
・一巻き目がとっても大切なのよ。上手にできましたね。
・うまいな~。
など
・ いつもとご様子が違うご利用者様がいました。飲み込む力も関係していたんですね。
・ 席順もよく、穏やかに仲良く作業出来ていてよかったです。
・チョコレートなどのトッピングを好まない方もかけずにそのままの味を楽しまれていました。
・退院時に申し送りがあった禁止食の理由がわかりました。
・夏のデザートづくりも楽しみです。
など
今回も担当者の方には丁寧にご準備いただき、スタッフの皆さんがしっかりフォローくださったので、怪我もなく安全に食リハを実施できました。
今回もこのような機会をくださいましたおおぞらケアセンターさまには、この場をお借りしてお礼申し上げます。
このレポートでご紹介させて頂いてる画像に関しては、おおぞらケアセンター様ならびに参加者様にご許可を得まして掲載させて頂きました。
ゆにしあでは、高齢者施設向けの「食リハサポート」や「職員研修会」など、企画提案、講師派遣させて頂いております。
ご要望やご予算に合わせてのご提案もさせていただいておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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