7/17(水)に山形県社会福祉研修センター様主催「栄養士・調理師等研修会」を担当しました!

2019年7月22日 / イベントレポート, 講座&講話

 

テーマ

利用者の状態に合わせた食事の工夫

主催者

山形県社会福祉研修センターさま

日 時

令和元年7月17日(水)10:30-12:00、13:00-16:00

会 場

山形県総合社会福祉センター 4階 総合会議室

参加者

高齢者福祉関係施設、障がい者福祉施設における栄養・調理に関わる職員さま
訪問介護事業所、居宅介護事業所の職員さま  
83名  +担当スタッフ数4名

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1、はじめに

  自己紹介、HPの掲載協力依頼、自身が業務の中でやりたいことを整理し、
  実現に向けて今ある限られた環境の中でも出来ること」を考えていく
  講座であることを確認しました。

2、シニアの状態と食事の工夫

  体形別・症状別の困りごとの原因と対処方法についてご紹介しました。
  利用者さまがどんな状態なのかを見極める【分析力】が課題解決の糸口になることや
  4つの食事の工夫のためのトレーニングについて紹介し、
  本講座で行う課題点とトレーニング法について整理しました。

 

3、食べトレ体験

  ご利用者様の食べる・飲み込む機能を実際に食べ物や飲み物を使って体験し、
  食べにくさや飲み込みにくさ、怖さなどを感じていただきながら、
  摂食・嚥下機能の基礎的な注意点や対応についてご紹介しました。
  チームでの謎トレやペアで体験をしながらのグループワークを行いました。

  刻む・トロミなどのよくある対応の適応や注意点について、食べ物や飲み物を使って
  実際の食事状況を再現しながら、食べにくさや危険性について体験頂き、
  安全で食べやすい調理のポイントについてご紹介しました。

     ①刻み食体験
  ②飲み込めない体験
  ③認知症体験
  ④とろみ剤体験

 

4、味トレ体験

  ミキサー食・介護食を「おいしい食事」とするための味見やネーミング、
  調理時の気配りの大切さについて、体験を通して考えて頂きました。

  各自が豆乳と調味料で1品料理をその場で作るワークを行い、
  ベストシェフを選出頂きました。

 

5、私の整トレ<交流・意見交換>

  「話をする」ことで考えがまとまります。
  普段の頑張りを話しながら、「明日から始めるプラス1」を見つけて頂きました。

ペアでのなりきり体験やグループでの検討は昨年よりも声が出ており、
活気に溢れていました!

 

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長蛇の列はスイーツバイキング・・・ではありません(笑)
今回初めて挑戦した新企画の一幕です。
事前レポートで多く寄せられていた「食べることを楽しんでほしい。」という思いを
カタチにするための工夫について
限られた人員・予算・時間の中でどうベストを尽くせるのか・・・
「研修室」「限られた食材」「火を使えない」という条件の中でのレシピ開発ワークです。

 

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各自真剣に考え、グループで共有や再現・調整を経て出来たレシピ。
「現状を受け止め、今ある中でのベストを尽くす」
高すぎる理想や言い訳で変わらない今を抜け出し、
「今自分が楽しんで出来ることから始める」きっかけになれば嬉しいです。

 

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年齢層も幅広く(それこそ親子ほどの差があるペアも)経験年数も様々。
大ベテランから入職したての新人さんまでが、
「専門職」として相手の話にしっかりと耳を傾け、
熱心に話し込んでおられる様子が印象的でした。

ワークが盛り上がり、意見交換の時間が押してしまいましたが、
グループワークや昼休みの時間などで、普段なかなか聞けない
日々の業務の疑問などについてもお話頂けたようでした、

 

 


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 参加者さまからの感想(吹出)

 

「実際に自分で体験してみることで、利用者の気持ちに近づけたように思う。」
「とろみ剤の使い方など、知っているつもりでいたが、正しく出来てなかったことが分かった。気づきの多い研修だった。」
「利用者一人一人に合わせた対応をすることの大切さを改めて感知る事だ出来た。」
「食べる幸せを大切にし、調理に取り組みたいと思った。」

 

 

 


担当者様より「” 時間が足りないと思えるほど有意義な研修だった”との意見が寄せられた」と
嬉しいお話を頂けました。
4時間半に渡る長い研修にも関わらず、そのようにお感じ頂けたことは有難いことです。

 研修でご紹介したこと全てを覚えておくことは難しいと思います。
それでも、今までとは違う体験の中で「あの時、あんなことをした!その時に聞いたのが確か・・・」
なんて、少しでも思い起して、新たな挑戦に繋げて頂けたら嬉しく思います。

 

事前準備ならびに当日準備においては、担当スタッフの方々に多大なるご協力を頂きました。

沢山の体験を取り入れた内容のため、必要物品の手配と用意にお手数をおかけしました。
おかけ様で滞りなく実施するに至りました。ありがとうございました。

 

なお、このレポートでご紹介させて頂いている画像に関しては、主催者さま、ならびに参加者様にご許可得まして掲載させて頂きました。
最後に今回このような機会を頂きました、主催者さま・担当者さまには、この場をお借りしてお礼申し上げます。

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『体験』を取り入れた内容なので、わかりやすく、実践しやすいととのお声を頂いております。
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