「2016年08月30日」の記事

8/28(日)日本家族看護学会第23回学術集会にシンポジストとして参加しました!

2016年8月30日 / 健康づくり地域サポーター養成講座

テーマ

日本家族看護学会第23回学術集

主催者

日本家族看護学会さま

日時

2016年8月28日(日)14:10~16:00

会場

山形テルサ

参加者

医療介護専門職他 約100名

8月28日(日)に山形テルサで行われた日本家族看護学会第23回学術集会にて、シンポジストとして参加させて頂きました。

座長:原礼子氏(慶応義塾大学教授)、後藤順子氏(山形県立保健医療大学教授)
4名のシンポジストより各20分の発表後、会場を交えてのディスカッション

後藤 慶氏(北村山公立病院 老人看護専門看護師):「病院と地域をつなぐ立場から」
折井和夫氏(折井内科医院 院長):「自宅での最期を支える援助者の立場から」
荒井幸子氏:「遺族の立場から」

「最期まで自宅で暮らし続けるための家族ケア」という演題で各地域で活躍されている専門職からの活動・取り組み報告や介護を経験された遺族介護の経験談をお聞きしました。
私達、ゆにしあとして「食を支え得る立場」としては、療養者の状態に合わせた食介護方法のエッセンスを家族に伝え、一緒に作りながら最適法を探し、家族自身が日々の介護に活かせることで、療養者の健康状態の向上と家族の介護負担軽減を目指し、活動を行ってきた事や料理を作る家族の状況や関わり方も高齢者の食事摂取において重要となっている事をお話しさせて頂きました。
そして「特別な介護食」ではなく、これまで食べてきた食材や料理で食べやすいものを見つけること、これまでと同様に家族が共に食卓を囲む機会や気持ちの余裕を持つことが、最期まで「おいしい」を支えることに繋がるという考え方を伝えさせて頂きました。
また、一方で「食の確保」だけを目的とした支援は、在宅療養者の「食の自立」の機会を奪ってしまう恐れがある。“できないこと”を正確に把握することで、最期の時まで“できること”を生かした支援が可能となる今後の支援方法について報告いたしました。   

介護する家族の負担を軽減する為にも、住み慣れた自宅で暮らし続ける為に必要な支援の方法や関わり方、正しい知識の提供などが必要となる事をどの専門職も述べていたと感じます。
各々単独の支援ではなく、関わる全て人々が連携する事がもっと必要で地域力が必要不可欠になるものと会を通じて強く思ったところです。

療養者自身への寄り添い方にしても、家族への関わり方においても背景には物語がある事を共有できたのではないかと感じる会でした。

また、今回このような機会を頂きました、日本家族看護学会第23回学術集会体会長様、事務局の皆さまにはこの場を借りてお礼申し上げます。


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