ごあいさつ
高齢化が進み、食べられない・飲み込めない障害を持ちながら自宅で生活するシニアの方やそれを介護をするご家族が増えています。
食べる力に合わせた対応や調理のコツを知らないことで、肺炎や窒息、栄養失調などに陥る危険や食べる楽しみを失ってしまうことがあります。また、食事を準備するご家族の負担も大きく、家庭の食事自体が苦痛のものとなってしまうこともあります。
ゆにしあでは、食べることを諦めてしまうシニアの方や、食の介護に悩み自分らしい生活を諦めてしまうご家族をなくすことを目指して、簡単にできる食事の作り方や食べさせ方のコツなど、シニアの食に関する情報発信、相談、しくみづくりなどを行っています。
簡単な調理のコツで家族みんなで”おいしい!”という食べる幸せをお届けしたいと思っています。
私たちは、もともと老人ホームに勤務する管理栄養士でした。
飲み込む力が弱いデイサービスのご利用者様と出会い、自宅で介護をしているご家族が、料理や食事介助で大きな悩みを抱えていることを目の当たりにしました。
「頑張って世話をしてくれる妻を、家に来て助けてほしい。」というご利用者様の強い思いに触れ、自宅で療養される方とご家族の食の問題の解決を目指し、
自宅に伺って食に関する介護のお手伝いを始めました。
しかし、症状や病気が進行した状態では、療養されている方の体力が持たず、食事での健康改善の成果を出すことが厳しい状況が続きました。
そんな苦い経験から、介護が必要になる前に食事や健康の自己管理をしていくことの大切さに改めて気付き、
健康セミナーや個別教室での” 食の自活 ” のサポートに力を入れています。
池田 百合子
いけだゆりこ
□管理栄養士
□認知症ケア専門士
□明徳学園非常勤講師
宗片 恵理
むねかた えり