「2015年02月17日」の記事

2/14(土)に【食の親孝行講座in東京】を開催しました!

2015年2月17日 / 講座&講話

講座名

食の親孝行講座in東京

日時

平成27年2月14日(土) 14:00~16:00
個別相談会16:00~17:00

会場

日本財団ビル 8階会議室

参加者

介護中のご家族やご高齢のご家族がいる方
訪問ヘルパーなど在宅介護に関わる専門職の方など 27名

12平成27年2月14日(土)に港区になる日本財団さんのビルにて、日本財団さんの助成事業の報告会【食の親孝行講座in東京】を開催しました。
介護中のご家族やご高齢の親御さんとお住まいの方、シニアの支援を行っている方、ヘルパーなどの医療・介護の専門職の方など、様々な方にご参加いただきました。

講座ではゆにしあの紹介や活動内容をお話しさせていただいた後、シニアの方の食べにくさの体験や、動画などを使って料理のコツやレシピをご紹介させていただきました。


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〇シニアの食べにくさを体験する【シニアなりきり体験】
〇シニアに起こりやすい食べにくさを見つけるための【65歳からの食べ力チェック】
〇食事を作るご家族の負担をチェックする【家庭のおいしさチェック】
〇シニアの食事あるある&対応のご紹介
〇動画での調理やレシピのご紹介
〇シニアとご家族のためのコツやレシピを紹介する【食の親孝行サイト】の使い方 
など

これまでは、介護が必要になったときの対応についてご紹介をする講座を行ってきましたが、今回は「ちょっと食べにくいかな・・・」という段階で使えるコツやレシピをご紹介しています。早めに対処することで、ご自宅やご自身で食べ続けることに繋がればと思っています。

(写真はクリックで拡大できます)
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食べにくさの体験では、
食べるために必要な様々な動き【目】【舌】【歯】【唇】【ほっぺ】【手】などが使えなくなったら・・・という状態を再現し、参加者の皆さんにはいろんな食材を食べていただきました。
「見てから食べるのと、何かわからないで食べるのは全然ちがう!」
「初めてせんべいを食べるのがこわいと思った!」
「舌って大事なんだね!」
など、グループ内で様々な感想が聞こえてきました。
普段が介護に携わっている専門職の方でも、ご自身が体感する機会はなかなかないということで、改めて気づいていただけたことがあったようです。

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・自分でもどうしたら食べやすく作れるのか、今回色々な調理方法を教えていただいたので、参考にして考えてみたいです。(言語聴覚士の方)
・もう少し重度の方のレシピを知りたかった。仕事としては物足りない事もありましたが、家で両親の食事に取り入れていける内容でした。(介護職の方)
・大変参考になりました。ウェブなどでたくさんレシピを発信していただけたら嬉しいです。(トラベルヘルパーの方)
・下蒸しのアイディアがよいと思った。特にきゅうりを蒸すということはやったことがなかったので、目からウロコでした!(ケアマネジャーの方)
・なるべく家族が同じ食材のおいしい料理を食べることは参考にしたい。活動の内容がよくわかり、「食べる」ことを大切にしたレシピに共感した。(介護中の方)
・自分の身体を使っての実験で、身体の機能と食べる力の関係がよくわかった。(介護中の方)
・飲み込みが困難な人へのレシピや食べさせ方、具体的なポジショニングなど聞いてみたかった。(介護中の方)
・ウェブも便利ですが、紙(冊子)のレシピ集や料理本もニーズがあるのではないかと改めて思いました。(一般の方)



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Q、ご利用者さんやご家族で嚥下ピラミッドを理解して実践している方はいますか?
 とろみの付け方などはどのように教えていますか?

A、ご自宅で嚥下ピラミッドを実践できている方はいませんが、食事の硬さやととろみの付け方をご利用者さまやご家族にお伝えする際には、感覚でお伝えしないことを気を付けています。例えば、フレンチドレッシング状とポタージュ状はどちらが濃度が濃いと思いますか?同じ状態を表現した言葉のつもりでも、食品の硬さのイメージはその方の好みやこれまでの育った環境や習慣などの影響を強く受けるため完成する状態は人によってばらつきが大きくなります。私たちはその方のご自宅にある湯のみやスプーンを使って、具体的なとろみ剤の量を決めるなど誰でも同じものが作れるようなお伝えの仕方をするようにしています。

 


Q、「食リハサポート」についてもっと詳しく知りたいです。食べられる形態が違う場合、どのようにしているのですか?

A、認知症の方や手の動きがスムーズでない方、飲みこみが悪い方などどんな方でも必ず参加できるプログラム作りをしています。
ミキサー食の方も、食材を選んだり、盛り付けたりなどできることをご提案しています。例えば出来上がりをただミキサーにかけた”フレンチトーストのミキサー食”ではなく、”プリンアラモード”というように、それ自体が料理として成立するものになっているか心がけています。先日はスムージーづくりをしたので、常食からミキサー食の方まで皆さんが同じものを召し上がっていただけました。当初職員の方は皆さんが全員すべての材料を入れて同じものが出来上がると思っていたようですが、やってみたところそれぞれが好きな食材を使って個性的なスムージーが出来上がりました。


講座終了後は個別相談会として、シニアの食事作りでの疑問などをお伺いさせていただきました。
本講座やサイト、レシピ集などでご紹介している情報が少しでもシニアの方やそのご家族のお役に立てば幸いです。

なお、このレポートでご紹介させて頂いている画像に関しては、ご参加いただきました皆さまにご許可得まして掲載させていただきました。
最後に、事前準備から当日の運営までお力添えいただきました日本財団のみなさまには、この場を借りてお礼申し上げます。

ゆにしあでは、今回のような体験を取り入れた講座やシニア向けの料理教室などを行っております。
ご要望やご予算に合わせて検討させていただきますので、お気軽にお問合せください。
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